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帰化申請にかかる期間とは?目安を申請の流れに沿って解説

帰化にかかる期間

日本への帰化申請を検討する上で、多くの人が気になるのが「帰化申請にかかる期間」ではないでしょうか。帰化申請にかかる期間は、最短でも1年程度、多くのケースで1年以上かかっています。

特に近年は、法務局での初回相談や申請の予約、面接、結果の通知などにかかる期間が長期化している傾向にあります。そのため、想定していたよりも多くの時間がかかってしまうことも少なくありません。

本記事では、帰化申請にかかる期間の大まかな目安を申請の流れに沿って解説します。帰化の申請にかかる期間を短縮するポイントも紹介していますので、手続きをスムーズに進める上でお役立てください。

帰化申請にかかる期間はどれくらい?

個々のケースによって変動しますが、帰化申請の準備から結果が出るまでには、最短でも1年近く、多くのケースで1年半程度の期間がかかるのが一般的です。

帰化に要する期間は、大まかに、申請するための準備期間と、申請後の審査期間の2つに分けられます。

申請後の審査期間に目が行きがちですが、申請前の準備期間もかなりの時間がかかります。そのため、帰化にかかる期間の目安を把握するには、申請前と申請後の流れを知っておくことが大切です。

帰化申請にかかる期間の目安を流れに沿って解説

帰化申請にかかる期間の目安を手続きの流れに沿って解説していきます。

1. 申請先を見つける

まず、ご自身が帰化申請をする申請先を確認します。帰化申請をする場所は自由に決められる訳ではありません。帰化申請をする人の「住所地を管轄する法務局又は地方法務局」となります。まずは、ご自身の住所地を管轄する法務局を調べましょう。

例えば、東京都にお住まいの場合、東京法務局のHPで管轄する法務局を調べられます。

参考:東京法務局「帰化相談(初回相談)を希望される方へ」

2. 法務局に初回相談の予約を入れる

申請する法務局に帰化申請の初回相談の予約を入れます。法務局は予約制となっておりますので、いきなり行っても相談は受け付けてくれません。必ず予約を取ってから行きましょう。混みあっている法務局では予約が埋まっており、2〜3ヵ月以上先になることもあります。

3. 法務局で帰化相談

予約した日時に法務局へ行きます。「帰化相談質問票」にご自身の個人情報、家族関係、婚姻の有無、収入などを記入し、帰化条件を満たしているか判断されます。帰化の条件を備えていると判断された場合、必要書類の説明を受けます。

4. 必要書類の収集

法務局から指示を受けた書類を収集します。帰化申請の難しさの一つが必要書類の収集です。必要書類は国籍、職業、家族構成、日本での滞在期間の長さによって一人一人異なります。帰化申請は一般的に必要書類が多く、時間も労力もかかります。本国から取り寄せる資料もあり、人によっては数ヵ月かかってしまうこともあります。

5. 申請書類の作成

必要書類の収集が終わったら、申請書を作成します。申請書は法務局から入手します。申請書は10枚以上あり、必要書類に記載されている内容と一致している必要があります。

申請書類の書き方に悩み、作成が思うように進まない方も少なくありません。法務局では申請書類の書き方に関する相談も受け付けていますが、事前予約が必要です。

特に混雑している法務局では、書類作成の相談を申し込んでも、実際に予約が取れるのは2〜3ヵ月以上先になる場合もあります。

6. 法務局に帰化申請の予約を入れる

帰化申請の準備が整ったら、法務局に帰化申請の予約を入れます。こちらも予約制となっておりますので、必ず予約を取りましょう。

なお、法務局によっては、帰化申請の予約をする前に、必要書類一式の事前チェックを受けなければならない運用を採用している所もあります。こうした場合、まずは書類チェックのための予約を取り、内容が確認・承認された後に、あらためて申請手続きの予約を行う必要があります。

ここまでに紹介してきた帰化申請前の準備にかかる期間は人それぞれですが、長い人では半年近く(またはそれ以上)かかってしまうこともあるでしょう。

7. 帰化申請

予約を入れた法務局へ出頭し、帰化申請をします。申請書類と必要書類のチェック、帰化申請後の説明などに2時間程度の時間を要するのが一般的です。

申請書類と必要書類に問題がなければ、帰化申請が受理されます。ただし、受理をされたからといって、必ずしも許可がおりるわけではありません。特に近年は、帰化の審査は厳しくなっている傾向にあります。

帰化申請が受理されると、まずは細かい書類のチェックが入ります。書類から条件を満たさないと判断されると、申請を取り下げるよう要請されることがあります。

8. 法務局での面接

帰化申請が受理されてから2~3ヵ月後、場所によっては4~5ヵ月後に、法務局から連絡が来て、面接の日取りを決めます。面接では、提出した書類や申請書の疑問点の質問を受けます。また、過去から現在までの状況などについての質問も受けます。面接で聞かれる質問は一人一人異なります。

9. 審査

法務局での審査期間に入ります。自宅や職場に連絡が来るなど、周辺の調査が行われます。場合によっては、担当官が訪問することもあります。面接終了から結果の連絡まで、審査期間は個別の状況によって異なりますが、10ヵ月~1年以上かかることもあります。

審査期間中に、住居、職場、身分関係等に変更があった場合は、必ず法務局の担当官へ報告をしましょう。海外へ渡航する場合や、交通違反があった場合も、法務局への連絡が必要です。申請後の変更は、審査期間の延長と、審査結果への影響が考えられますので、申請期間中の変更は極力控える方が良いでしょう。

10. 結果

帰化が許可された場合、まず官報に掲載されます。その後、法務局の担当者から電話連絡が入ります。不許可の場合、不許可通知が届きます。

帰化申請にかかる期間を短縮するポイント

帰化申請後の法務局による審査にかかる期間は短縮できませんが、事前準備を工夫することで、帰化までのトータルの時間を短くできる可能性があります。

本章では、帰化申請にかかる期間を短くするポイントを3つ紹介します。

申請を考え始めたら早めに相談予約を入れる

帰化申請をスムーズに進めるには、書類の収集から申請までの手続きを効率的に行うことが重要です。特に、都市部の法務局では相談予約が混雑しており、4~5ヵ月以上待つ場合もあります。そのため、申請を考え始めたら、早めに法務局へ相談の予約を入れましょう。

必要書類をまとめて一気に揃える

日本で揃える書類の多くは有効期限が3ヵ月と短いため、ゆっくり進めていると期限切れになり、再取得の手間が生じます。母国から取り寄せる書類やその翻訳、出入国記録、交通違反の履歴など、取得に時間がかかる書類から先に手配すると良いでしょう。

専門家のサポートを受ける

日本語が苦手で書類作成が難しい場合や、仕事の都合で役所に出向けない場合、また早急に申請を進めたい場合には、専門家である行政書士のサポートを受けることをおすすめします。

専門家に依頼するメリットとして、帰化の条件を満たしているかどうかをチェックしてもらえる点があります。また、法務局の初回相談に先立って必要書類リストを入手できたり、申請書類の書き方についてアドバイスを受けられたりするので、申請準備を効率的に進められる可能性があります。

帰化申請にかかる期間のまとめ

帰化申請にかかる期間は最短でも1年近く、多くのケースで1年半程度となるのが基本です。

申請をスムーズに進めるためには、必要書類を漏れなく揃えて、不備のない状態で提出することが大切です。書類準備に不安がある場合や手続きをスムーズに進めたい場合は、行政書士などの専門家に相談するのも一つの方法です。

帰化を専門に取り扱っている行政書士にサポートを依頼すると、申請前の準備期間を短縮することが可能です。

必要書類の収集や申請書の作成代行なども承っておりますので、お仕事がお忙しい方や、申請準備を効率的に進めたい方は、「たろう行政書士事務所」までお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

本田 太郎行政書士
たろう行政書士事務所 代表

外国人VISA、在留資格を専門に取扱う「申請取次行政書士」

専門分野:配偶者・国際結婚ビザ、外国人就労ビザ、永住申請、帰化申請

【運営サイト】
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